秩父のお花を楽しむ金曜日「朝顔」花金ep.14

  • 2017/8/18
  • 更新日 2017/8/17
  • 1559

夏の透き通るような朝が似合う、朝顔。
あなたが朝顔で思い出すことは何ですか?

どんな時もきっと離さない

朝顔というと、小学校低学年の頃に育てていた記憶があります。

朝顔の花言葉は「固い絆」。

これはツルが支柱に絡むことに由来しています。
朝顔を育てる機会が多いお子様にも伝えやすい花言葉ですね。

あなたがどんなに最悪の状況であっても手を離さないよ。
きっとそばにいて、抱きしめるよ。

花の育て方と一緒に、花言葉についてもお話ししてみては。

朝顔と、夏の早朝

朝顔の花言葉には「明日もさわやかに」という言葉があります。

朝顔の開花は日没と関係していて、日没から約10時間で開花し始め、
暑さの厳しい頃には9時過ぎから花が閉じ始めます。

なので、8月の朝顔の開花時間は朝5時頃から9時頃まで。

夏の朝。特に早朝の清々しさには毎年感動してしまいます。
まさに”さわやか”という言葉がピッタリです。

まだ穏やかに眠る小さな町と、地球の一部を照らす太陽。
人々の喧騒から解放され自由に活動する動物や虫の、本当の声。
深呼吸して光合成を始める植物の吐息。

静かに、静かに響く命の鼓動。

いつからか、夏のこの時間帯にノスタルジックを覚えるようになりました。
どことなく懐かしい土と草の匂い。気温の上昇を肌で感じる強くまぶしい朝日。
ちょっと切なくて、なぜか寂しいような、不思議な気持ちになります。

夏休みという時期から連想して、幼い頃を思い出してしまうからでしょうか。

たまには早起きして、静かな始まりを眺めて、感じてみませんか。
さわやかで優しい郷愁が、疲れたあなたを包んで慰めてくれるかもしれません。

愛に感謝する

青色の朝顔には「短い愛」という花言葉があります。

短い愛って、どんな愛でしょう。

出会った頃だけ?一緒に過ごしている時だけ?一晩だけ?それとも…

「それは、愛じゃない。」

誰かがそう言うかもしれません。
でも、愛はいつでも事実です。

”愛はこうあるべき”というカタチにとらわれていては、
あなた自身も相手も窮屈に感じてしまうかもしれません。

愛はルールではないからです。

死ぬまで愛せなければ、気分で変化すれば、
そんなもの、愛ではない。

それは真実でしょうか。
あるいは、あなたのワガママでしょうか。

例え一瞬であっても、愛。
もっともっと、なんて拗ねてはいけません。
心から感じるために、愛を受け入れるために、何より自分のために、感謝しましょう。

「愛してくれてありがとう、あなたに愛されて、本当に幸せでした」

朝顔について

見ごろ :8月~10月
花言葉 :固い絆・明日もさわやかに・短い愛
写真提供:岩間 秀朗

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