秩父のお花を楽しむ金曜日「椿」花金ep.29

  • 2017/12/1
  • 更新日 2017/11/30
  • 2504

原産国が日本であることに加え、東洋的で端正な花姿から
”日本のバラ”とも称賛される椿。

誇り

花びらを落とすことなく、ぱたっと花ごと落ちることで有名な椿。
山茶花ともよく似ているお花です。

お花の形を見ても、葉の形を見ても、非常によく似ています。
この二つのお花の大きな違いは散り方でしょう。
山茶花は花びらを落としますが、椿は花ごと落ちます。
また、お花の咲き方にも違いがあります。

山茶花のお花と椿のお花を比べると、椿のお花の方が立体的です。
雄しべの形を見ても、山茶花は散らばり、椿はまとまっているのがわかります。

そんな椿の花言葉は「誇り」。
あなたの誇りはなんでしょう。
自惚れでもなく、おごりでもなく、誇りと呼べるものがありますか。

やはり、こういうことを考えるときに、
私は一人で生きているのではないんだなぁと感じます。

誇れるところも、改善すべきところも、必ず誰かに気づかされます。
誰かの存在があって、初めて私の輪郭がくっきりと見えてきます。
私の誇れるあれもこれも、あの人のおかげで知ることができるんですね。

至上の愛らしさ

白い椿の花言葉は「至上の愛らしさ」。

愛らしさ、という言葉から連想するのは、
やわらかい、優しい、いい匂い、あたたかい、そんなイメージではないでしょうか。

例えば、赤ちゃんや、お母さんのご飯。
心地よく穏やかな心に整えてくれるような、そんな何か。

それは、人でも同じことがいえますね。
誰かに安らぎを与えられる人というのは、こんな愛らしいイメージがピッタリです。

今日から師走に入ります。
一年の中で最も忙しいとされる月であり、1年の締めくくりである月が始まります。

大切な人の心を整えることができるように、愛されるように、
目まぐるしく日々が過ぎていく中で、愛らしさを投げ捨てずに過ごしていきましょうね。

椿について

見ごろ :12月~4月
花言葉 :誇り・至上の愛らしさ
撮影場所:秩父ミューズパーク
写真提供:岩間 秀朗

スポンサーリンク

人気記事

ページ上部へ戻る