小川山（おがわさん）語歌堂（ごかどう）
本尊　　准胝観世音菩薩（じゅんていかんぜおんぼさつ）
宗派　　臨済宗南禅寺派
ご真言　おん　しゃれい　しゅれい　じゅんでい　そわか

眼前に広がる麦畑。吹き渡る5月の風。
気分爽快デス。
藤棚や松の木など植木の手入れも丁寧にされていますが、
花の時期には少し遅すぎました。

「語歌堂」の由来

このお堂は、長興寺の檀徒であった本間孫八が、慈覚大師の作と伝えられる
准胝観音（じゅんていかんのん）を安置するため、長い年月と私財を費やし建立したといいます。

孫八は、身分の高い生まれで財産もありましたが、和歌の道に暗いことを憂い、
この観音堂にこもり歌道を学び、和歌の上達を祈念していました。

ある夜、一人の旅僧が現れ、孫八と夜通し和歌を詠みあい、歌道の奥義を語り合いました。
明け方に旅僧の姿はありませんでしたが、「旅僧は観音の化身だ」と信じた孫八は、
ここを「語歌堂」と名付け、その後も大切にしたそうです。

納経は、250m程先の長興寺で行われています。

札所五番への行き方

◇西武鉄道「西武秩父駅」から西武バス「皆野駅行き」もしくは「定峰・定峰峠入口行き」乗車
　「語歌橋」下車　徒歩3分
◇札所四番から徒歩約16分（1.3km）

長興寺（札所五番納経所）への行き方

◇札所五番から徒歩3分

お問い合わせ

長興寺（ちょうこうじ）
埼玉県秩父郡横瀬町横瀬6086
0494-23-4701