金運のパワースポット 聖神社

聖神社本殿

和銅遺跡へいくと聖神社という神社があります。
日本で最初の流通貨幣、和同開珎ゆかりの地ということから銭神様と呼ばれ、お金儲けの縁起の金運の神様として知られています。

和銅の発見

聖神社の鳥居
708年・和銅が秩父市黒谷で発見されました。
朝廷に献上したところ朝廷は大変喜び、慶事として国をあげて祝いました。
(このときの朝廷の喜びようは異常でその様子は続日本記に描かれています。ご興味のある方は読んでください。)
このとき帝であった元明天皇は祝典のために勅使に雌雄一対の和銅製ムカデを持たせました。

本来であれば祝典で大勢の役人を遣わすところ、当時は藤原京から平城京への移動準備真っ最中であり役人を遣いにやる余裕がありませんでした。

そのためムカデは百足と書かれることから文武百官(文官と武官合わせた大勢の役人)を遣わす代わりと言う意味があったそうです。
このムカデは現在でも残っており、続日本記の記述の正しさを示すうえでも大変貴重な資料になっています。

聖神社の起りと見どころ

聖神社の起りは和銅元年(708)2月13日、和銅発見の祝典時に遣わされた勅使が祝山に祠を建てたのが草創とされています。

守護神として鉱山の守り神の金山彦命、そして天照大神・国常立命・神武天皇の三神を祀り、養老6年(722)11月13日に元明天皇を元明金尊として合祀しています。

そして和銅石13個と元明天皇下賜の和銅製ムカデが御神宝として納められました。

社殿は4回の建替えを経て、現在の社殿は今宮神社の本殿を移築したもので江戸中期の建築で彫刻は桃山期の面影があり、市指定有形文化財になっています。

また黒谷の獅子舞もあります。

文政初年頃、秩父地方に日照りが続いたため色々な雨乞いをしましたが実らず困り果てていたところ秩父代官から黒谷獅子舞連中に秩父神社に来て雨乞いのササラをするよう言いつけられ、さっそく竜頭を先頭に瓢箪廻しというササラを舞ったところ雲一つない青空に滝のような大雨が降出したそうで、以来黒谷の獅子舞は雨乞いササラと呼ばれるようになりました。

今も郷土芸能として受継がれており、無形民俗文化財に指定されています。

獅子頭は神社境内の鉱物館にて展示されています。

歴史的・建築的・文化的に貴重な聖神社、みなさんも是非、足を運んでみてください。

聖神社への行き方

所在地 埼玉県秩父市黒谷2191
お問い合わせ 聖神社 0494-24-2106
交通 ◆電車
秩父鉄道「和銅黒谷駅」下車 徒歩5分
◆車
関越自動車道花園I.C.より国道140号線を秩父方面へ 皆野寄居バイパス利用で約20km(約35分)
駐車場

聖神社周辺の地図

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