美の山から見る雲海と夜景がまるでファンタジーの世界

美の山雲海と夜景 11月 ちーぽん秩父

秩父の雲海スポットは、ミューズパークや三峰神社、宝登山が有名で大勢の人が訪れています。
今回取り上げる雲海スポットは、秩父郡皆野町の美の山山頂の展望台です。

雲海は、春と秋によく発生する傾向で、ピークは10月中旬~11月中旬頃というデータがあります。(参照:西武鉄道HP )

美の山雲海の魅力その1.
ミューズパークよりも広い360℃の雲海!!

こちらの雲海は、ご覧のようにミューズパークからの眺めと同様に武甲山を見ることができます。
ミューズパークからの武甲山は右手になりますが、美の山からは正面に臨みます。
さらに、右手奥に両神山が見えます。

朝日を浴びる両神山と美の山の雲海

美の山展望台から見える両神山と雲海

もっとすごいのはぐるっとまわって関東平野の端、寄居町の先まで360℃の眺望があること!

美の山の標高は586メートルほどで、すごく高い山ではないのですが独立峰ゆえの絶景ですね。

美の山から朝日を受けて輝く木々と雲海

手前の雲海は長瀞 、奥の雲海は寄居方面です。朝日に照らされる木々と波打つように見える雲海

美の山雲海の魅力その2.
展望台が3つあり、駐車場からの距離も近い!

雲海のスポットによっては、人が殺到してしまい、場所取り争いがあるそうです。
もともとは狭くないはずなのに、多くの人が雲海を見るために訪れるので背が低い人は背伸びをして雲海を見たり、写真も必ず人が映ってしまいます。

その点、美の山公園はFh違います。

ちーぽんにこの幻想的な写真を提供してくれたカメラマにお話を聞いたところ、
美の山の山頂には、「展望台が3つある」そうなんです。
しかも、そのうちの1つは2階建て構造!

また、展望台に登らなくても、「山頂は開けているので雲海を見ることができる」とのこと。

加えて、駐車場からすぐのところに展望台があるそうです。

なので、車から降りてそう歩かないうちに雲海を見ることができるんですね。
寒い冬の朝に見られる雲海。
あまり寒い中外で長くいたくない人にとってはぴったりのスポットです。

美の山雲海の魅力その3.
工場夜景と秩父市街地の灯りが見える

美の山雲海からセメント工場の煙と武甲山と星

工場から立ち昇る煙と武甲山

もしかしたら美の山に限らないかもしれませんが、美の山山頂からは秩父市街地だけではなく横瀬町も見ることができます。
そのため、横瀬町にある三菱マテリアルのセメント工場の夜景と市街地の夜景を合わせて堪能できるのです。

ご存知の方も多いかもしれませんが、美の山っ公園は「夜景100選」にも選ばれているのです!
(参考:夜景100選に選ばれた美の山公園の夜景は必見!

セメント工場から立ち上る煙は、秩父の雲海の特徴と言ってよいでしょう。
その煙も下からの灯りに照らされて、とても素敵です。

夜景の雲海は、雲海の厚さも重要だそう。
街の灯りが漏れるくらいの厚さでないと、あのような幻想的な光景は見られないからです。

また、この写真には星もはっきり映っているのが見えます。
満点の星が凄くて、本当にファンタジーな世界に入りこんてしまった気持ちになります。

美の山で雲海をみるときのおすすめの服装

前出のカメラマンは、夜明け前の午前4時に美の山山頂の駐車場に着いたそうです。
その時点で、駐車場に近い手前の展望台は人が大勢いたというのだから驚き!
だから奥の展望台へ移動して撮影を開始。

―「風がけっこうあったから、霧は流れていたよ」

夜明け前の風なので、相当寒かったそうです。

―「4時は暖かかったが、5時を過ぎて日の出前は急激に冷えたんだよ」

夜景の雲海を見に行かれる場合は、十分厚着をして夜明け前の急激な寒さに備えてください
ちなみにカメラマンは、上はユニ○ロの極暖フリース、ウルトラライトダウンを重ね着し、下はヒートテックのタイツ、頭に毛糸の帽子をかぶっていたそうです。
美の山から長瀞方面の雲海が波打っているように見える

美の山への行き方

夜景や雲海を見られるのであれば、車で行かれる方法しかないので、ご案内いたします。

所在地
埼玉県秩父市黒谷2372

車でのアクセス
(1)花園方面から
関越自動車道・花園インターチェンジから、国道140号を秩父方面へ約20km(40分)
→皆野町役場交差点を左折、約7km(15分)

(2)飯能方面から
国道299号・上野町交差点を右折、国道140号を長瀞方面へ約5km(10分)
→美の山入口交差点を右折、約7km(15分)

<参考>秩父地方の日の出日の入り時刻と気温

日付 日出 日没
2016年11月01日 06:06:21 AM 04:48:07 PM
2016年12月01日 06:35:48 AM 04:29:42 PM
2017年01月01日 06:51:08 AM 04:43:23 PM
2017年02月01日 06:41:36 AM 05:13:18 PM

おまけで、秩父と東京の年間気温差をグラフにしたものを載せておきます。

最近、秩父で雲海が見られることがメディアでも紹介され有名になってきているため、地元の熊谷ナンバー以外の車をよく見ます。
秩父外、特に都内に近いところから来られる方は、前出のとおり秩父の朝方の寒さを舐めず防寒しっかり対策なさってください。

秩父と東京の気温差のグラフ

秩父と東京の気温差

こちらの記事もどうぞ♪

写真提供:岩間 秀朗


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