秩父のどこから見ても武甲山の存在感は独特です。
秩父のシンボルといってもよいでしょう。
また武甲山は初心者にも比較的挑戦しやすい低山なので、毎年訪れる人が増えています。
都内からのアクセスも良いのでオススメ。
そんな武甲山に登るルートは大きく分けて2つあります。
もくじ
横瀬からの登山ルート
西武秩父線「横瀬」駅を出て歩くかタクシーまたは車で、武甲山表参道「一の鳥居」登山口まで行きます。
車の場合は「一の鳥居」近くに駐車場があります。
しかし天気の良い土日には朝から満車になってしまうことがありますので、鳥居の外の道路に停めるようになることもあります。
徒歩の場合は、横瀬駅から登山口の一の鳥居まで1時間半ほどなので、最初から飛ばしたくない方はタクシーを利用してはいかがでしょうか。
タクシーで10分強です。
セメント工場群を通り過ぎると未鋪装と鋪装の道が交互になり、道幅の狭い箇所もあるのでご注意ください。そのうち一の鳥居が見えてきます。
一の鳥居
鳥居をくぐると観光案内や登山届を入れる為のポスト、約30台車が停まる駐車場がある。
一の鳥居を1丁目、山頂を52丁目とした丁目石がおかれており、ペース配分のいい目安となる。
十五丁目
不動滝
武甲山の斜面を流れてくる不動滝の音に耳を澄ませて、ホッと一休み。
大杉広場
樹齢4~500年以上と言われる杉の巨木が真ん中にある。
周りの杉とはちがうその大きさに自然の神秘を感じる。
武甲山御嶽神社
御嶽神社の裏側を進んで行くと山頂展望台があり、秩父地方を一望できる。
浦山口からの登山ルート
秩父鉄道「浦山口」駅から登ると、横瀬からのルートとはまた違った風景を楽しむことができます。
こちらは変化に富んだコースで、登ったことのある人からのお墨付きです。
浦山口駅
駅を出たら、まずは橋立鍾乳洞・札所28番を示す案内表示にしたがって行く。
橋立林道
橋立鍾乳洞・札所28番に着いたら、そのまま林道を先へ。
林道が終わると、ここから山歩きになります。
かなりの傾斜の斜面をつづら折れながら歩くコースが続くので休みながら行こう。
尾根になると、眺めの良いポイントが出てくるので楽しめる。
長者屋敷ノ頭
急な上りの手前、シラジクボへの分岐が出てきたら、そこが長者屋敷ノ頭。
武甲山御嶽神社
右手に大持山・小持山方向の分岐が出たら、左に折れて最後の一上りをこなせば山頂に着く。
こちらのコースの方が難易度は高め。
2つのルートを一度に楽しむ方法
横瀬側から登って浦山側に下山して電車で帰るのがよし!
コースタイムは約5時間10分です。
2015年11月10日時点「森林道 橋立線」について、9月の大雨で流された橋は復旧しましたので通行可能です。
ただし、車での通行は出来ませんのでご注意ください。
山頂にトイレあるのが嬉しいです。
もちろん水道は通っていないので、トイレを使えるのはボランティアの方々のおかげ。
18丁目付近の不動滝からペットボトルで水を汲み上げ、山頂トイレの雨水枡に流し込んでもらっているそうです。
体力に余裕のある方はぜひチャレンジしてみませんか?
なお、凍結による損傷を防ぐため冬季は閉鎖されます。
おすすめのシーズン
冬は雪があり初心者には危険です。
夏は低山のため暑くて登るのはおすすめできません。
よって春、山開きを迎える5月や9月下旬〜11月の紅葉までがオススメ。
武甲山登る際にはぜひ携帯登山届を出そう
念のためどの山へでも登山をする際には、登山届を出しましょう。
書式はインターネットからダウンロードできるものもあります。
ただ、パソコンで作ってもプリントアウトしなければいけないし、
そもそもパソコンがない方もおられると思います・
そんな方にお勧めするのが「携帯版登山届」です。
埼玉県警のサービスで携帯電話による登山届の受付を行っています。
これなら、いつでもどこでも携帯から届け出ができて便利!
ご利用してみてくださいね。
スマホからでもできます。
【 埼玉県警HP 】 登山届申請・届出