一番 四萬部寺(しまぶじ)

誦経山(ずきょうさん)四萬部寺(しまぶじ)
本尊  聖観世音菩薩
宗派  曹洞宗
ご真言 おん あろりきゃ そわか

本堂は元禄10年(1697)に建立された建造物で、秩父札所中唯一の
埼玉県指定有形文化財です。

「四萬部寺」の名は

自分の死を悟った性空上人(しょうくうしょうにん)が、弟子の幻通に命じました。
「武蔵の国秩父は、観世音菩薩に縁深い地である。そこで仏の教えを説き、人々を信仰に
導きなさい」。
師の命により幻通は秩父に至りました。朝夕4万部の仏典を読経し、供養の経塚を築いた
という逸話に由来します。

年間行事

毎年8月24日には、関東三大施食の一つに数えられる大施食会が行われます。
施食会(せじきえ)とは、仏教で行う法会(ほうえ)の一つで、餓鬼道におち飢餓に
苦しむ者を救うための供養の行事です。

本堂右手にある施餓鬼殿に、秩父郡市内の僧侶が宗派を問わず集まって行われます。
また、供養を願う方が全国から集い、大変な賑わいだそうです。

人間だけじゃない!?

特徴的なのは、ここ四萬部寺の施食会では、先祖の霊や水子の霊はもちろん、
蚕・牛馬家畜・鳥獣犬猫小鳥など、ペットの霊も供養してくれることです。
「蚕」というのが、秩父らしいですね。

札所一番への行き方

◇西武鉄道「西武秩父駅」から西武バス乗車
 「皆野駅行き」の場合 「札所一番」下車 徒歩約1分
 「定峰・定峰峠入口行き」の場合 「栃谷」下車 徒歩約5分
◇秩父鉄道「和銅黒谷駅」から徒歩約40分

お問い合わせ

四萬部寺(しまぶじ)
埼玉県秩父市栃谷418
0494-22-4525

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