十七番 定林寺(じょうりんじ)

実正山(じっしょうさん)定林寺(じょうりんじ)
本尊  十一面観世音菩薩
宗派  曹洞宗
ご真言 おん まかきゃろにきゃろ そわか

あの花 ~あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。~

定林寺といえば「あの花」。
超平和バスターズがよく集まっていたのがここ定林寺の境内でしたね。
アニメ放映は2011年ですが、今も「あの花」の聖地巡礼で秩父を訪れる方を
たくさんみかけますよ。

百観音の本尊が浮彫に

梵鐘は、西国、坂東、秩父の百観音のご本尊を浮き彫りにした大変珍しいもので、
一緒にご詠歌も刻まれています。江戸初期の火災で本堂とともに焼失し、現在の鐘は
宝暦8年(1758)に鋳出されたものです。

17番 定林寺

梵鐘の由来

臨月の女が巡礼中、ここ定林寺で出産しました。
赤子を抱えていては巡礼を続けることができない、と思った女は定林寺の裏に
子供を捨て巡礼を続けました。

巡礼を終え家に帰ると、家の土間に捨てたはずの子供が立っており、そばには定林寺のお札が
置いてありました。

女は定林寺のご本尊の思し召しと考え、自分の行いを恥じ、償いのため長い年月をかけて
梵鐘を奉納したそうです。

昔は一番

札所成立当時、ここ定林寺が札所一番でした。
番付変更については諸説ありますが、創建時秩父大宮妙見宮(秩父神社)の近くにあり、
妙見宮参詣後に札所巡りをはじめたため、といわれています。

現在の場所へは江戸時代後期に移されました。

札所十七番への行き方

◇西武鉄道「西武秩父駅」から西武バス「小鹿野車庫行き」もしくは「栗尾行き」乗車
 「札所十七番入口」下車 徒歩3分
◇十六番から徒歩約15分(1.2km)

お問い合わせ

定林寺(じょうりんじ)
埼玉県秩父市桜木町21-3
0494-22-6857

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