小川の百八灯 精霊送りとは 日程や概要まとめ

現在では、小川の百八灯・精霊送りは
同日に、大人が執り行っています。

小川の百八灯とは

上吉田の山間の耕地に伝えられてきた「小川の百八灯」は、
幻想的な送り火の行事として有名で、
昭和41年3月8日に県選択無形民俗文化財に指定されています。
送り盆の性格を持つ行事であり、盆行事の火祭りとして、
以前は小川地区の子ども達が司祭していましたが、今では大人も参加しています。

開催日

毎年8月16日

開催場所 秩父市上吉田小川地区
交通アクセス

電車・バスの場合
西武鉄道 西武秩父駅 または秩父鉄道 秩父駅 より、
西武観光バス 吉田元気村 行き、
終点 元気村 下車 徒歩約35分

お車の場合
関越自動車道 花園IC より 国道140号 秩父方面へ30分
金崎信号 右折 下吉田方面へ30分
お問合せ

吉田総合支所地域振興課 0494-72-6083

小川の精霊送り

小川の精霊送り(おがわのしょうりょうおくり)は、
約400年近く継承されている行事で、経蔵院壇徒による共同の精霊送りです。
平成8年6月26日に、市指定無形民俗文化財に指定されています。
周囲を「カイダレ」で飾った精霊神輿を担ぎ、
精霊囃子・唱え言葉で精霊を送り、川降りの垢離(こり)を経て、対岸の岩の上に送り出します。

開催日

毎年8月16日

開催場所 秩父市上吉田字小川
お問合せ

教育委員会事務局文化財保護課 0494-22-2481

風情があり魅せられる行事「小川の百八灯・精霊送り」

百八灯は、寄居町に城跡のある鉢形城が落城した時、逃げてきた武者が家臣の霊を慰めるため
あるいは江戸時代の大洪水と山崩れによって
犠牲になった人達の霊を慰めるために行われたといいます。
また、火の霊力を借りて、さまざまな疫病を焼き払うとされます。

精霊送りは、お盆に帰って来た御先祖様を送り出す行事のことですが、
(精霊送り=送り火をたいて精霊が帰るのを送ること。)
お盆には無縁仏達や遊行の荒ぶる霊魂もやってくるといわれていて、
こうした招かざるモノを御輿に載せて送り出す意味合いがあります。
秩父の小川地区以外でも、全国各地で精霊送りの行事は行われています。

以前は百八灯は16日、精霊送りは17日に行われていましたが、
百八灯も精霊送りも同日の16日に開催されるようになり、
百八灯の仄かな灯りの中を担がれる精霊神輿の光景は、幽玄の世界を感じます。

小川の百八灯、小川の精霊送りについてのご紹介でした!

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