秩父のお花を楽しむ金曜日「イチョウ」花金ep.24

  • 2017/10/27
  • 更新日 2017/10/26
  • 2061

秩父も秋本番です。
イチョウの葉が、日に日に輝きを増していきます。

荘厳

街路樹として街中で見かけることも多く、
日本人なら誰でも知っているのであろう樹木、イチョウ。

秩父でも各地に植えられていて、この時期になるとたちまち目立ち始めます。

ふんわりと色づいたかと思えば、あっという間に金色に染まります。
無限に生まれてくるかのような葉を豪快に舞わせ、
もう冬が来るよ、と知らせてくれます。

隆々とした根で、どっかりと太い幹を支え生きているその姿は、堂々たるものです。

イチョウの花言葉は「荘厳」。
この言葉には、何も説明は要りませんね。

長寿

「長寿」の花言葉もあるイチョウは、
樹齢1,000年を超えるものもあるのだそう。

種を蒔けば、孫の代に実がなるともいわれるほど長寿な樹木です。

街路樹にイチョウが多いのも、樹齢の長さが一因です。
また、水分を多く含んでいるため燃えにくく、根が深いことから
防災の役割も果たしています。

夏には爽やかな緑、秋には眩しい金、と
葉の色の変化が美しいだけという理由ではなかったんですね。

詩的な愛情

イチョウにはロマンチックな花言葉もあります。
それが、「詩的な愛情」。

人肌恋しくなりやすい秋。
いつもと変わらず過ごしているのに、
なぜか”ひとりぼっちだ”と感じてしまう秋。

笑っちゃうくらい恥ずかしい愛も、
感じやすい秋にはちょっと違って見えてきます。

燃えるような夕暮れ、深い夜、凛とした空気、緊張した頬。

いつかパートナーと、地面まで金色のイチョウ並木を
「お互い老けたね」なんて笑いながら歩けたら素敵ですね。

その時には詩的な愛を伝えられるように
たくさんのものに触れて生きていきたいなぁ、なんて。

イチョウについて

見ごろ :10月~11月
花言葉 :荘厳・長寿・詩的な愛
撮影場所:秩父ミューズパーク
写真提供:岩間 秀朗

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