秩父のお花を楽しむ金曜日「クジャクサボテン」花金ep. 4

  • 2017/6/9
  • 更新日 2017/7/14
  • 1731
クジャクサボテン 光 花金9

たった2日しか生きられないとしたら?
幸せを後回しにしないで、刹那を感じて、生きて。

上品な色気の溢れる花

ハッとするような煌びやかな色、かたち。

クジャクサボテンには「艶やかな美人」という花言葉がつけられています。

華やかな衣装を身にまとい、しなやかに踊るベリーダンサーのように
妖艶なオーラを纏っています。

刺激的でちょっとキケンな雰囲気。

クジャクサボテンはただ綺麗なだけでなく、
どことなく色気を感じる不思議なお花ですね。

美しさを際立たせる儚さ

クジャクサボテンの花は、夕方から咲き始めます。

そして、花を咲かせるのはたった数日。

クジャクサボテンが輝けるのはほんの一瞬です。
それでも、その花姿で多くの人を魅了します。

クジャクサボテンのもう一つの花言葉は「儚い美」。

不確かで、もろい。そんな中の、確固たる美。
ひとときの間だけと知っていても、心をつかんで離さないという決意。
そんな潔さ、勇ましさを感じます。

タイムリミットを承知で魔法にかかったシンデレラも同じではないでしょうか。

誰にだって、モノにも、ヒトにも、どうしても執着したくなる時があります。
ずっと私のもの、いつでも私のそばに、なんて。
そんな時は、儚さの美しさを想いましょう。

今だけは、私に夢中になっていて。それだけでいい。

有限の時間に精いっぱいの幸せを

命はすべて燃え尽きます。
たとえ忘れていても、先延ばしにしても、平等に、死は必ず訪れます。

しかし、私たちは、命に限りがあることを忘れています。
必ず明日があると信じて生きています。

じっくり、生と向き合うこと。それは、死を見つめること。
 
「幸せをつかむ」。
これも、クジャクサボテンの花言葉です。

今この瞬間の私は、この一瞬にしか存在しません。
この私を幸せにできるのも、私しかありえません。

限りある時間の中で、幸せをつかみとって生きましょう。
誰に頼むでもなく、自分の手で、自分のために。

クジャクサボテンについて

見ごろ :5月~6月
花言葉 :艶やかな美人・儚い美・幸せをつかむ
写真提供:岩間 秀朗

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