厄除け開運を求めて自然の中を歩く秩父札所巡り
- 2015/11/23
- 更新日 2017/10/23
- 札所巡礼
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秩父札所34ヶ所霊場巡りは、西国33観音、坂東33観音と合わせて日本百観音に数えられます。
一番四萬部寺から三十四番水潜寺まで札所一巡約100キロともいわれているそう。
毎年多くの巡礼者が訪れている秩父の札所の魅力をお教えしちゃいます。
なぜ秩父だけ34ヶ所なのか?
はじめは、秩父も33ヶ所だったのですが、あわせて99観音めぐりより、100観音めぐりのほうがキリがよいだろうということで、秩父だけ1ヶ所増やされたのだそうです。
秩父札所の歴史
秩父札所は、西国、坂東の霊場を模して作られたといわれています。
縁起では、西国二十七番書写山円教寺の開山・性空上人ら十三権者が巡って文暦元年(1234)甲午三月十八日に成立したとされますが、歴史的には、室町時代中には定着していたと認められています。
拝観料は?御朱印って何?
秩父札所の拝観料は、原則的に無料。
ただし、札所八番西善寺は「コミネモミジ」(埼玉県特別天然記念物)の新緑・紅葉時に、納経をされない方は200円。
札所三十二番法性寺は納経をされない方は拝観料300円。
せっかく札所に行ったなら、お参りの証として納経所で納経帳に「御朱印」をいただきましょう。
御朱印の由来は、参詣者がお経を書写して寺社にお納めすることに始まります。
いつの間にか、この作法が簡略化されて、写経を納めなくても参詣の証しとして「御朱印」をいただく人も多くなったそうです。
一番大切なのは、信仰の気持ちであり、それをあらわす正しい作法を身に着けること。
お灯明と線香をあげる、お賽銭を入れて合掌するなどしましょう。
関連記事:これだけは知っておきたい! 札所参拝の作法
納経料:御朱印のみ200円 書き入れ朱印300円
納経時間:原則午前8時~12時、午後1時~午後5時(冬季は異なる場合あり)
札所巡りはどんな服装で行けばいいの?
札所巡りの服装は自由。
ちゃんとした巡礼スタイルでまわりたい人は、秩父駅構内の秩父地場産センターで巡礼用品一式をレンタルできます。
一日800円。
車ではなく、自転車や徒歩でまわるなら、歩きやすい靴でいくのがおすすめです。
札所の廻り方
番号順にまわる必要はないので、都合に合わせて、何回かに分けて巡る人がほとんど。
西武秩父駅から市内循環バス「ぐるりん号」で気軽に巡れる札所もあるので、プチ札所巡りにチャレンジしてみるのもいいですね。
最近はレンタサイクルで観光がてら回る人も多いみたい。
参考・お問合せ 秩父札所連合会http://www.chichibufudasho.com/
札所巡りの参考書籍
Amazonの売れている順にご紹介します。
2017年8月15日に発売されたばかり!解説とわかりやすい地図がついているので、札所巡りのお供の新定番に。(¥1,782)
漫画家が実際に札所を巡りながら出会ったエピソードありの巡礼エッセイコミック。読みやすいので、札所巡りの前にお家読みがオススメです。(¥1,620)