長瀞には七草寺めぐりというものがあります。 秋の七草の花は 尾花・葛花・なでしこ・藤袴・萩・桔梗・女郎花 です。
この七草は実用的な春の七草とはちがい、見て楽しむことを目的として選ばれた秋の花です。 七草は古くから愛でられており、山上憶良(660-733)が 秋の野に咲きたる花を指折数ふれば七草の花 はぎのはな おばな くずはな なでしこのはな をみなえし また ふじばかま あさがほがはな と万葉集で詠まれたことが始まりです。(あさがほは桔梗の古名です。)
秋の七草は観賞用であることから、昔から風流なものとして扱われています。 七草めぐりがあるのは秩父の長瀞だけで、7寺院にそれぞれの花が一つずつ植えられています。 7月から10月下旬まで楽しめますので、皆さんも是非、風流に触れてみてください。
尾花 | 道光寺 | 9月上旬~10月下旬 |
葛花 | 遍照寺 | 8月上旬~9月中旬 |
なでしこ | 不動寺 | 7月下旬~9月上旬 |
藤袴 | 法善寺 | 9月上旬~10月下旬 |
萩 | 洞昌院 | 7月中旬~10月下旬 |
桔梗 | 多宝寺 | 7月下旬~9月上旬 |
女郎花 | 真性寺 | 7月中旬~9月上旬 |