毎年3月の第一日曜日に行われる「長瀞火祭り」
今年(2019年)は3月3日(日)に行われます。
昨年、ちーぽんのスタッフが行ってきてくれたので、そのときの様子をご紹介します。
火祭りとは
毎年3月の第一日曜日におこなわれる、秩父路に春を告げる「長瀞火祭り」。
もともと秩父地方で育まれた信仰行事「火祭祈願」を1978年に再興したお祭りだそうで、総本山醍醐寺座主御親修による秘法の火祭り祈願「紫燈大護摩(さいとうおおごま)・火渡荒行」といいます。
護摩の霊火により己の欲やけがれを炊き清め、不動明王に慈悲と加護をいただくことができると伝わっています。
護摩のあとの火渡荒行では、修験者が燃え上がる炎の上を裸足で駆け抜け、開運厄除・宝福招来を祈願します。そして修験者のあとには一般の奉賛者も裸足で歩いて修行に参加することができるのです。
火祭り行事の流れ
会場の中央には薪約3トン、ひのき約4トンを山積みした火渡り道場の「紫」が設けられ、その周りで柴燈大護摩供の数々の儀式が行われます。
上の動画では神輿を担いだ修験者や、護摩札を手にした修験者たちが次から次に炎の中を駆け抜けていく様子がわかります。
14時頃からは、一般の奉賛者も火渡りの修行に参加することができます。
訪れた方々は、次々に席を立って裸足になり、開運厄除、宝福招来を祈願して歩いていました。
メインイベントである「柴燈大護摩・火渡荒行」の前には、長瀞駅前にて獅子舞、秩父屋台囃子などの郷土芸能も行われます。
また、火祭り会場では居合抜刀術の奉納も行われます。
10:00 | 秩父各地の郷土獅子舞奉納(長瀞駅前) 居合抜刀術の奉納 (火祭り広場) |
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12:30~ | 錬行(長瀞駅前から火祭り会場) |
13:00~ | 柴燈大護摩 火渡荒行奉修 |
14:00~ | 一般奉賛者の火渡り |
長瀞火祭りに行ってみた感想
ちーぽんスタッフは今回はじめて火祭りに行き、火渡り荒行にも参加したそうなので、感想を聞いてみました。
「火の迫力に圧倒されました。修験者の方々のときは、火が燃えていたので熱かったらどうしようと思いましたが、自分たちが裸足で歩くときは全然熱くなかったです。貴重な体験です。」
そうなにダイナミックなお祭りとは知りませんでした。来年は私も行ってみたいと思います。
長瀞火祭りの詳細
日時 | 平成30年3月4日(日)毎年3月第一日曜日 |
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場所 | 長瀞町 宝登山麓火祭り会場(埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1766−1) |
交通 | 長瀞駅下車徒歩15分 |
駐車場 | 不動寺前の宝登山ロープウェイ下大駐車場を利用 |
お問い合わせ | 長瀞火祭り奉賛会 TEL:0494-66-3424 |