今回の主役は玉簾（タマスダレ）のお花です。
素敵な花言葉が多いので、贈りものにもオススメです。

汚れなき愛

玉簾というお花を知っていますか？

白い小さなお花を”玉”に、葉が集まっている様子を”簾”に例えています。
玉簾はヒガンバナ科に属し、球根の部分は有毒です。
葉がノビルと似ているので、誤飲・誤食に注意しましょう。

玉簾の花言葉は「汚れなき愛」。

私たちは歳を重ねる毎に”子ども”から離れていきます。
見たものを見たままに発言する、感じたままに表現するなどの
幼さ、あるいは素直な心をすり減らして生きています。

それは人間として生活するために、ある程度必要とされることです。
社交辞令やマナーを覚え、使いこなすことで円満な人間関係を築くことに役立ちます。

そうして日々を過ごすうちに、
本当の気持ちは何だっけ、と思い返すことも少なくなっていきます。
私は何が好き？誰に会いたい？どこへ行きたい？

仮に”汚れた愛”というものが存在するとしたら、
それは単に”素直ではない愛”ということではないでしょうか。

常識や世間体に縛り付けられていると感じるなら、
汚れなき愛という言葉について、
自分の素直な気持ちに向き合あう時間も作ってみてはいかがでしょう。

期待

玉簾のもう一つの花言葉は「期待」。

期待するのもされるのも、適度であれば心地良いものですよね。

期待するということは、信じるということです。

スポーツでも仕事でも何でも、期待されている人に共通するのは信頼。
それは努力であったり人柄であったり様々ですが、
「この人なら、きっと出来る。」
そう思わせるのは、大きな信頼がなければ不可能です。

大きな期待を感じて、それが重荷となっているのなら、
一度自分を抱きしめてあげてください。

何も知らない人のことを信じるような人間はいません。
その人は、あなたの何かを見て、信じているからこそ期待しているのです。

あなたに期待している人は、敵ではなく、味方です。
それでも不安になってしまうのなら、あなたが自分を信じられていないのです。

自分自身を信じるために出来ることは何でしょう。

自分を信じることができると、自分を認めることができるようになります。

あなたを苦しめているのは”あの人からの期待”ではなく、
”自信がない自分”かもしれません。

あなたのために、あなたを信じる前向きな努力を。
今日から何ができますか？
日々、あなたを生かすのはあなたです。

タマスダレについて

見ごろ　：8月～１０月
花言葉　：汚れなき愛・期待
写真提供：岩間 秀朗