秩父のお花を楽しむ金曜日「リコリス 赤」花金ep.19
- 2017/9/22
- 更新日 2017/9/21
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![リコリス 赤 アイキャッチイメージ 花金1](https://xn--h9jwc4ctv.com/wp-content/uploads/2017/09/P9130925-1024x768.jpg)
独特の花姿で私たちを魅了するリコリス。
今回は、赤色のリコリスの花言葉をご紹介します。
情熱
リコリスの白色に続き、今回は赤色をご紹介します。
同じお花であっても、色によって花言葉が違うのは面白いですよね。
赤色のリコリスの花言葉は「情熱」。
見た目通り、という感じですね。
鮮明な赤には炎を連想させられます。
ゆらりゆらりと揺れる火を見つめていると、
私たちは穏やかな気持ちになり、とてもリラックスすることができます。
光と熱の不規則なゆらぎは、私たちを癒します。
情熱を燃やす人にも似た印象を感じませんか?
何かに一所懸命になっている人、大好きなことに熱心に取り組む人。
彼らはとてもエネルギッシュで、輝いています。
その輝きは時に誰かの心に影響します。
きらめきが癒しになったり、前向きな気持ちになれたり、
時には少し疎ましいと感じたり。
自分にはまぶしすぎる、そう感じる時は
あなた自身に余裕がない時ではないですか。
誰かの情熱でさえもエネルギーにして生きていければ素敵ですね。
独立
赤色のリコリスの花言葉、もう1つは「独立」。
特に八重咲きのリコリスは、ひとつひとつの花びらが
独立しているように見えますね。
他者からの束縛から離れ、自分で生きること。
自分で考え、行動し、責任をもつこと。
独立するということは、自分の見る景色を自分で決定するということ。
少しだけ”自由”と似たニュアンスがあります。
自由の代償は安定でしょうか。
安全な海の底に沈んで動かなければ、安定した日々を送ることができるでしょう。
しかし、自力で泳ぐことであなたは何処まででも行けるんです。
波に流されるのも、逆らって泳ぐのも、自由。
海の底よりはずっと危険になるでしょう。
しかし太陽の光を浴びることも、鳥を眺めることもできます。
「私も、世界も、生きている!」
そんな感動を、リアルに体感することができるはずです。
しかし、海の底で動かないということもまた、簡単ではないかもしれませんね。
大きく強い波に流されることなく、ぐっと踏ん張り、耐える。
どちらも間違いではありません。
しかし、リコリスを見ていると、ちょっと冒険してもいいかな?なんて
前向きに進む選択をしたくなってきます。
リコリスのお花があなたに示しているものは何でしょう。
今日のあなたが、いつもよりちょっとだけパワフルに過ごせますように。
リコリスについて
見ごろ :9月~10月
花言葉 :情熱・独立
撮影場所:寺坂棚田
写真提供:岩間 秀朗