秩父のお花を楽しむ金曜日「アロエ」花金ep.39

  • 2018/3/2
  • 更新日 2018/3/1
  • 1749
キダチアロエ アイキャッチイメージ 花金1

日本で一般的に知られているアロエは、アロエベラと、キダチアロエとの2種類です。
今回はキダチアロエの写真とともにお話します。

万能

アロエというと、日本では2種類のアロエが良く知られています。
主に食用とされるアロエベラと、薬用として使用されるキダチアロエです。

今回はオレンジ色のお花をつけるキダチアロエについてお話します。
キダチアロエ 花金2
キダチアロエも食べることができますが、アロエベラに比べて苦味が強いです。
アロエの語源は、アラビア語で”苦い”を意味する言葉なので、アロエにはもともと苦味があるものだといえそうです。
キダチアロエ 花金3
キダチアロエは古くから薬用として使用されてきました。
その薬効は医者いらずとも称されるほどで、
そのことから、アロエの花言葉のひとつは「万能」です。

一般的に火傷にはアロエが良いといわれますが、
実際には、火傷した患部に直接アロエを塗ることは衛生的に好ましくありません。

感染症などの恐れもあるので、患部に使用する時にはきちんと煮沸消毒をしてから使いましょうね。

迷信

アロエには「迷信」という花言葉もあります。
迷信とは、誤った信仰をすること。

何かを信じることに間違いがあるでしょうか。
信仰にウソも本当もあるでしょうか。
キダチアロエ 花金4
私たちが生きる世界は、私たちが信じている世界です。

私の眼には私の信じるものが映り、私の耳は私の信じる音を拾っています。
もっと大げさに言えば、
私が今生きているのは、生きていると思っているのは、私がそう信じているからです。

命も木々も会社も家族も、全ては私の思い込みかもしれないのです。

そう考えると、この世界は実に不確かです。
真実かウソかを判断しているのもまた、不確かな自分なのです。
キダチアロエ 花金5
一般に信じられていたことが、実は間違いであったなんてよくある話ですね。
当たり前や常識というのは、多くの人が共通で認識していることに他なりません。

空が青いこと、海が広いこと。

これは、実は個人の主観でしかないのに、多くの人もそう感じているというだけで、
それは真実だと信じられ、認められています。

なので、小さな子どもが緑色の空を描くと驚いてしまうんですね。

でも、本当に空が青いかどうかなんて、私たちにもわからないのです。
だって、宇宙は真っ黒なんですよ。
キダチアロエ 花金6
あなたの信じていることは、真実です。
例え、意地悪な誰かが冷やかしても、決して迷信なんかではありません。

何かを信じるということは、自分を信じるということです。
信じていることが現実となり、あなたの人生をつくっているのです。

あなたの生きる世界が素敵でありますように。

キダチアロエについて

見ごろ :12月~2月
花言葉 :万能・迷信
写真提供:岩間 秀朗

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