秩父のお花を楽しむ金曜日「藤」花金ep.47
- 2018/4/27
- 更新日 2018/4/26
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- 2478
秩父でも藤の花が咲いています。
風に揺れる姿がとても美しい藤の花言葉をご紹介します。
歓迎
藤の花言葉は「歓迎」。
1年の中でも、特に変化の多い月が4月ではないでしょうか。
環境の変化は、身体的にも精神的にも、少なからずストレスになります。
期待と不安を抱えて初めての環境に飛び込み、
憧れが現実となった緊張と感動もつかの間、忙しなく日々が過ぎていく。
1日も早く、新しい環境を自分の居場所にするために
自分でも無意識のうちに背伸びして頑張ってみたり。
そんな状況では、些細な傷もダメージも気にならないけれど、
心の奥にジンと染みるものがあります。
それは、優しさです。
張り詰めた状態では、悪口も意地悪も跳ね返してしまうのに、
優しさだけには敵いません。
ストレス発散には涙を流すことも有効だそうです。
頑張りすぎている大切な人を、そっと抱きしめてあげましょう。
いつでも、どんなあなたも歓迎するよ、と寄り添ってあげましょう。
決して離れない
藤には「決して離れない」という花言葉もあります。
磁石であれば簡単にできることですが、
人間となると、そう簡単にはいきません。
決して離れずにいるためには、お互いがそうしようと努力しなければなりません。
一方的な思いでは、簡単に離れ離れになります。
いくら追いかけても、追いつくことさえできず、いずれ見えなくなってしまいます。
物理的な距離ではなく、結婚などの決まり事でもなく、
心と心の距離を離さずに過ごすということは簡単ではありませんよね。
傍にいるから、結婚しているから、ということは安心材料にはなりません。
むしろ、そういったことが心の距離を測る目を曇らせてしまいます。
『隣にいるのに、ここに居ない。』
寂しさを生むのも消し去るのも、いつでも心の距離です。
心の距離を離さずに過ごしましょう。
恋に酔う
藤にはロマンチックな花言葉もあります。
それは「恋に酔う」。
恋は盲目と言いますが、それこそ前後不覚となるような恋に落ちたことがありますか。
この世界に2人だけになってしまったような、
2人だけのために地球があるかのような、
もう何も考えられなくなってしまうような、恋。
お酒よりも、ずっとずっと深い、酔い。
人生で1度くらいは、陶酔する恋に溺れてみたいですよね。
あなた以外は、何もいらない、なんて言ってみたり。
この春、酔える恋に出会えるでしょうか。
素敵な春にしましょうね。
藤について
見ごろ :3月~5月
花言葉 :歓迎・決して離れない・恋に酔う
写真提供:岩間 秀朗