秩父のお花を楽しむ金曜日「ビオラ」花金ep.31

ビオラとは、パンジーよりも小さいお花を指します。
一目ではビオラもパンジーも見分けるのが難しいかもしれません。

少女の恋

小さくても、華やかな色が存在感のあるお花ビオラ。
パンジーと見分けるには、お花の大きさを確認しましょう。

お花が5センチ以上であればパンジー、それより小さいとビオラと呼ばれます。

ビオラの花言葉は「少女の恋」
とってもキュートな言葉で、なんだかくすぐったいですね。

先生に怒られながらも、いつもみんなを笑わせている男の子や、
ちょっと算数が苦手でも、サッカーが好きで足が速い男の子、
少女だった私たちは簡単な理由で、簡単に恋をしていましたよね。

今では笑ってしまうようなこと。でも、今の私たちにはとても難しいこと。

誰かを好きになるということは、本当に特別な能力だとは思いませんか。

今の私は、かけっこが得意というだけで、彼にメロメロになることはなくなってしまいました。

今の恋と、あの頃の恋が同じものだとはいえないかもしれませんが、
人を好きになる、人に恋をするチカラは少女の頃と比べると衰えてしまったような。

こころの外に関心を向けて、相手の素敵なところに集中して見つめること。
恋をするために必要なこれが、大人になると難しいんですよね。

ちょっといいなと思っても、誰かと比べてしまうし、嫌なところも見えてしまうし、
失敗はしたくないし、みんなの反応も気になるし、でも、でも、…。

もっと簡単に考えていいのかもしれません。
「笑顔が可愛いから、好き!」
それだけで恋をしてもいいのかもしれません。

少女の恋のように無邪気でシンプルな恋を思い出してみましょう。

私のことを想ってください

ビオラには「私のことを想ってください」という花言葉があります。

カラフルで小さなビオラを見れば、ほほえましい花言葉ですね。
小さな女の子が、背伸びして着飾っているように見えます。

ビオラという言葉は、ギリシャ語でスミレを意味する”イオン”が語源とされています。
イオンとはギリシャ神話に登場する少女の名前”イオ”からつけられました。

その少女イオにまつわるこんな神話が残っています。

ギリシャ神話の最高神ゼウスと恋仲になったイオ。
しかしゼウスには正妻ヘーラーがありました。

ヘーラーは結婚、貞節を司どり、女性が大好きなゼウスにいつも目を光らせていました。
そして、ヘーラーはゼウスの浮気を発見する度に、
その愛人に冷酷な復讐をするような嫉妬深い性格の持ち主でもありました。

そんな中、ゼウスはイオとの浮気がばれてしまいそうになったので、
あろうことかイオを牛に変えてしまいます。

雑草しか食べることができなくなってしまったイオを不憫に思い、
ゼウスは、まだ花のないスミレの草をたくさん作り、イオに与えていました。

しかし、最後にはその牛がイオであることがばれてしまい、
イオは星に変えられてしまいまいます。

ゼウスはイオを忘れぬようにと、スミレにイオの瞳と同じ紫色の花を咲かせた、というお話です。

少女の恋、私のことを想ってください、どちらの言葉もイオを表しているように感じますね。

牛に変えられても、星になっても、イオはゼウスを愛していたでしょうか。
また、ゼウスはイオを愛していたのでしょうか。

ビオラについて

見ごろ :11月~3月
花言葉 :少女の恋・私のことを想ってください
写真提供:岩間 秀朗

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